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英文読解の透視図―大学入試 篠田 重晃(著) 1470円


下線部和訳の練習に

かなりしっかりしている本だと思います。

使われている文章も実際の大学入試問題からの引用です。
ですから難しすぎたり簡単すぎたり、といったことはありません。
レベル的には「標準よりやや難」くらいです。

構成としては、
まずその章の文法事項(倒置など)を含んだ入試問題の下線部和訳があり、

その文法事項を含んだ短めの例題が2題あり、その解説をしてから

最初の入試問題の下線部和訳の解説に移る

といったものです。

ですから「予備校や塾の授業」のような構成だと思います。

しかし最初の問題から一度離れ、例題を2題こなすために
日にちを空けて取り組むと
最初の入試問題を解いたときのことを忘れてしまうかもしれません。

ですので
・1つの章に対しては1日で終わらせてしまうか
・例題→最初の入試問題の順で解く

のがいいかもしれません。
使う人の事情によるということですね。

それと気をつけなくてはいけないことは、
「この本はかなり使う人のレベルを選ぶ」ということです。
偏差値50くらいの人が取り掛かっても難しく感じ、力にならないでしょう。

この本に取り掛かるのだとしたら
・英語の構文をある程度自力で取ることができる
・基本単語は身に付いている(一応単語の意味は下には載っている)

といったことくらいはクリアしておかなくてはいけません。

しかも全問下線部和訳なので、自分の受ける大学に下線部和訳が出題されないのであれば
わざわざやる必要はないでしょう。

この本が扱っている文章というのは
「構文が取りにくい」
といった種類のものであり
「構文は取れて言っていることは分かるのに日本語にしにくい」
といった種類のものではありません。

ですので「構文は自分で取れる。日本語にしにくいものの練習をしたい」
というのであれば向いていません。

またこの本は「倒置・省略・強調構文」といった感じで
章立てがしてあります。
ですので実践的に練習したいのであればランダムに解いていくことをお勧めします。
そうでなければ
倒置なら倒置の問題ばかり立て続けに解いていくことになるので、
「倒置に注意して訳そう」というように
実際の入試ではありえない状況になるからです。
入試ではあくまでもノーヒントですから。


これさえやれば怖いものなし!!

基礎英文問題精講などで全般的な演習を済ませたあとに取り組むといいのではないでしょうか。
この本は英文を複雑にする要素について、俗に言う特殊構文中心に解説がしてあります。
これをいきなりやるのは薦めないが、ある程度基礎ができている方にはお勧めです。
京都大学の英文すら構造を取り間違えるミスがほとんどなくなりますよ。
二ヶ月くらいで取り組めて確実に力が付くと思います。

とてもためになる。

難しいと言われている構文なども、とても丁寧に、誤魔化さず、解説してくれます。
そして、構文を見抜けた時は褒めてくれ(笑)やる気もグングン上がります。
ただ、合わない人もいるみたい・・・?
逆にあたしには、他の良書と言われている英文解釈の本が合わなかったので、この本に巡り合えてとても幸せです。

是非ご覧下さい☆

評価


主に難関国立志望者が対象といったところか。伊藤の英文解釈教室よりは
やや難易度が落ちるがそれでもこの本で今の受験界において対応しきれない
大学ははっきり言うと無い。順調に進めたい人には英文解釈教室や解釈の技術100。
英語の勉強に少し変化を付けたいならばこの本でいいだろう。

付属の再入門が大切

付属の再入門は、英文解釈を始めるには大切な知識が詰まっています。高校によっては一切触れない事もあるので一読の価値あり。最近「なんとなく」では読めなくなってきた人におすすめ

詳細はこちら

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