総合英語Forest 墺 タカユキ(著) 1180円

第5版よりも第4版をお勧め
私は第5版を買ったのに、
Forest三昧が欲しくて、第4版のとくとくパックを購入しました。
2冊を比べてみて、
第4版の方が気に入りました。
一番大きな違いは、
S+V+IO+DOを
S+V+元のDO+前置詞+元のIOへの書き換えです。
toかforかofのどれかの前置詞を選ぶ訳ですが、
第5版では、他の文法書と同じような説明で終わっていて、
結局暗記に頼ってしまいますが、
第4版の説明では、覚えなくてもルールとして把握できます。
実際に学校で使われている英文法の教科書
僕の学校では文法を勉強するのにこの本を使用しています。大学センター試験に向けて英文法を学ぶのには最適な参考書だと思います。
英文法の疑問が氷解する一冊
文法が詳細に解説されており、この本を読んで今まであいまいにしていた疑問が色々と解けたのは驚きました。
ただし、約600ページありますので読むのは大変です。
初学者は他の本で勉強してから本書に移行するべきでしょう。
裏が透けて見える薄い紙もやや読み難く感じました。
英語の勉強が行き詰まったと思った人は一度読んでみる価値があると思います。
簡潔,解説が分かりやすい
この本は,総合英語の本で,英語を文法の面から理解していきたい学習者のための本です。
総合英語は,実質的には文法と語法が内容の中心ですので,英語を構造からしっかり理解していけます。
本書の特徴としては,要点を絞った内容と,分かりやすい解説が挙げられます。
版を追うごとに解説に重点が置かれており,僕はForestの3版にあたるものを持っていますが,比較すると,最新版ではかなり解説が豊富になっているのが分かります。
実際にはほとんど使われない,受験の問題でしか見られないような内容をあえて削り,本当に英文法として大事な部分に内容を集中させており,その代わりに大事な部分の解説を豊富にしています。
総合英語の名を冠した本では,この本の解説が一番分かりやすいでしょう。
そのため,高校生が文法を自習したい場合だけではなく,語学としての英語学習にも,傍らに置いて使える本です。それが,この本がこれほど高い評価を得た原因だと思います。いまや幅広い人に使用され,英語の本としての確固たる地位を確立しています。
英文法を基礎から標準的なレベルまでしっかり勉強したい場合,この本は最高のパートナーとなってくれるでしょう。
なお,高校生が本書を使う場合は,この本に載っていないレベルの問題や,今では使わないような文法,またCheck問題でフォローしきれない部分が出ることがありますので,本書を一通り読んだ後は,必ず受験用の問題集を併用するようにしましょう。実際の入試問題や文法の枝葉末節も,基礎となる文法を理解していれば理解が楽になりますので,本書を読めば,かならずプラスになることは間違いありません。
好感が持てます
文法書というよりは総合英語学習書かもしれませんが、文法項目についても暗記中心ではなく、理解することを前提とした解説となっているので、英語の考え方の参考にはなると思われます。解説の量はそれほど多くありませんが、ポイントは押さえられています。
例えば「時や条件を表す副詞節では未来形の代わりに現在形を使う」などという受験英語界特有の英文法の迷信についても、マーク・ピーターセン氏の「日本人の英語」を意識した?解説がなされており、好感が持てます。主節が未来形だから従属節内でわかりきった未来形を使う必要がない、などの省略理論が著名な文法書にも見受けられますが、ネイティブの考え方を採り入れているのでしょうか?本書ではそうではないことがわかります。