全解説実力判定英文法ファイナル問題集―文法・語法・イディオム・会話表現の総仕上げ (難関大学編) (大学受験スーパーゼミ) 1260円

実力判定+繰り返し使える
本書は,入試前の文法事項のチェック用の問題集です。
まず,単元別でないため,本当の理解度が確認でき,特に,見極めが難しい正誤問題で効果を発揮します。
問題の分類は100%ランダムではなく,「絶対に落とせない問題」「合否が分かれる問題」など,1回1回にコンセプトがあります。これも良い配慮だと思います。
また,解説もかなり丁寧で,必要な問題は半ページ以上解説し,要点はしっかり押さえています。また,同じ著者のシリーズと問題が完全に重複しないよう,ある程度配慮されているようで,いくつか重複しているものもありますが,知らない良問も多いと思います。
さらに,チェックシートもついており,これが工夫されており,自分の苦手項目が分かるようになっています。そこで,間違えた問題については,繰り返し学習し,苦手分野は問題集に戻って学習するなどすると,非常に効率よく学習できます。
至れり尽くせりの問題集ですが,唯一の難点は1998年から一度も改訂していないことです。今でも良書ではあるのですが,この10年で,全体的にはそれほど変わっていないようでも,良くみると,語法寄りの問題が増え,出版当時の新傾向は今では定番となり,本書にない新傾向も出てきていますので,そろそろ改訂版が望まれるところです。
最終文法チェックに。
単元ごとに分かれていない、基本から応用問題までを集めた問題集ではこの問題集が一番好きです。なんといってもひとりで勉強しているときに、解説書が先生の変わりになってくれていました。特別なことがない限り、ほぼ100%、分からなかったところも解説を読めば解決できます。
今まで、基礎力強化で、単元別になっていた問題集を使っていた人は、最終チェックとして、この問題集で、本当に全てを理解しているか、どんなところで、どんな文法を出題されても解けるか、また、同意表現は大丈夫かなど、この問題集で一通りチェックしてみるといいと思います。
高校3年生になる前くらいから使い始めると、スムーズに本試験に備えた勉強に入れると思います。
これで完成。
多分これをやり終わったころには文法では困らないはずです。
これの基礎編を完璧にできるようになった人はぜひやってほしいです。
この本でできなかった問題を私立大学の入試の直前にときなおすといいと思います。
標準編のあとで 最高の1冊
これはね見事ですよ。
巷にあふれる参考書の問題集の欠点というのはね。
まず単元別であること。
これは受験用としては困ってしまうんですね。
だって受験で単元名なんて問題に書いてないもの(笑)
「不定詞」って書いてあったら
「なんだかわからないけど、とりあえずtoと動詞の原形書いておくか」と
それで当たっちゃうんだよね。
大学入試でどんな単元からの出題か なんてことがわかれば それはもう半分解けたようなものなんだよ。
だからランダムな配置をしているこの問題集はまず○。
次に解説が細かい。
解説のほうが厚いのはよい問題集の条件の一つだけどそれを文句ナシに実現している。
さらに回数形式にしてあって取り組みやすいし。
1回ごとの分量も適当。
おまけに解答シートなんかもついていて
いたれりつくせり。
最後と言わず受験学年になったら使いたい1冊。
自信をもってお勧め。
ただし難関校受験者と言えどもまずは姉妹編の「標準編」から。
だってね それでほとんどの難関校クリアできちゃうのよ。
(難関校って読解が難しいけど文法は意外にオーソドックスな出題)
国公立ならセンタークリアしない限り意味ないしね。
くれぐれも見栄を張って損をしないように。
感想
本書は解説も詳しく書かれており、標準レベルの知識が固まった後での最後の総まとめには最適だと思います。難関大学を受験される方(特に私立受験の方)にはお勧めです。