怖いくらい通じるカタカナ英語の法則 (ブルーバックス (B-1574)) 池谷 裕二(著) 1050円

魔法の発音カタカナ英語を持ってるならいらない、持ってないなら買うべき
「hospital」は「ハスペロウ」。
「How are you?」は「ハオユ」。
「Not at all」は「ナラローウ」。
「Take it easy」は「テイケリーズィ」。
「You are welcome」は「ユオウエウクム」。
そんな感じの本です。
池谷氏の前著「魔法の発音カタカナ英語」を持っている人は
特別買う必要はありません。
内容ほぼ同じのものにこっちはCDがついてるだけだからです。
前著を持っておらず、どちらを買おうか迷ってる人になら
迷わずこちらをおすすめします。
内容ほぼ同じだけどこっちは安いしCDがついてるからです。
個人的に前著には「CDがついてないからこそ」気軽に楽しめる部分がありました。
カタカナで書いてあるとおり発音すれば
「おおおお、俺外人みたい!!!」と感動できるほどですから。
どちらにせよおすすめはおすすめです。
しかし池谷氏は内容がかぶりすぎる本をよく出すなあと思うのですが
もしかしたら研究費捻出のためとかだったりする?
この本の帯で黒ブチメガネコスプレみたいなこともしてますが
きっと講談社の人に乗せられたんですね。
新しい発想で説得力ある意思伝達手段を解説、ただし買い方に注意
英語の正しい発音を聞き取る能力は幼少時の環境で固定されてしまうことが脳科学の研究からほぼ推定される。したがって、成人してから英語力が身に付かないのは仕方のないこととわりきって、相手に言いたいことを伝える手段として最大限に有用な手法を提示するのが本書の目的である。外国人が話す英語は、辞書の発音記号にあるようには聞こえず、かつ聞こえるがままに発音してみると意外に通じてしまう。海外留学中に著者自身が考察し、実践した内容を法則にし、紹介している点で非常に実践的な書である。言い回しを丸ごと覚えていくのはやや大変かもしれないが、書いてあるとおり言ってみると本当に通じるので面白く、意思を伝達する実践的手段としては最適かもしれない。全く新しい視点でもあり、他の英会話の書よりも説得力あり。
最初にあげた問題点は評価からはずすとすると、星4つの価値はあると思う。
「魔法の発音 カタカナ英語」を既にお持ちの方はご注意を!
この著者の「魔法の発音 カタカナ英語」とほぼ内容は一緒(例題、説明文章はコピペ?)でした。
オマケのmini-CD付きですが、既にお持ちの方にとってはかなりの割高商品と言えるでしょう。
この本自体は、面白くて為になると思います。初めて購入される方にとっては、お手頃ですしお勧めできます。
しかし前作と同じ内容だという記載が無いのは、不親切極まりないと思います。
私は前作を持っていましたので、評価は「★☆☆☆☆」とさせて頂きます。
類書の域を飛び越えていない点は否めないが・・・
カタカナ英語の元祖といえば、ハイディ矢野氏であるが、
話題の脳科学者、池谷裕二氏が語るカタカナ英語とは!?
非常に興味深かったので、amazonでは久々の予約注文に踏み切った。
早速読んでみたものの、結論から言うと少し物足りない。
類書の域を出ていないと思う。
ハイディ矢野氏とほぼかぶっているからだ。
カタカナ英語として挙げられているのは、
グッドアフタヌーンではなく、グラフトヌーン とか
キャンアイではなく、ケナイ とか
しかも掲載数は約60程度で、並べ方を特に工夫したようにも思えない。
ただし、この書籍には特長がある。
というのも、さすが池谷氏は過去に勉強法の著作も執筆されてるだけに、読者目線なのだ。
すなわち池谷氏は、意識改革編・法則編という章に多くのページを割いている。
私としては、このページで目からウロコが落ちた。
いい意味で、英語をドライに捉えて、通じることが最優先じゃないか!
きれいな発音を学ぶという過程を重視しすぎてはならぬ!
結果主義で行こう!
と割り切れた。
よくあるたとえだが、『はい、魚をあげるよ』ではなく、『ほら、魚の釣り方はこうだよ』
と教えてくれる方が読者としては大変ありがたい。
手取り足取りの指導はあえて60個程度にして、法則編というページを設けたのは、
読者に「あなたも発音を開拓する姿勢を持ってみてはどうかな」という提案だろう。
色々考えさせてくれる良書だが、斬新さに欠け、類書の域を飛び越えていない点は否めない。
あとこの本は、前著『魔法の発音 カタカナ英語』を一部改訂して新書化したとのことなので、
星4つ