単語耳 英単語八千を一生忘れない「完全な英語耳」 理論編+実践編Lv.1 松澤 喜好(著) 2048円
名作です
英語のリスニングの勉強には非常に良い教材です。
私はTOEIC825ですが、ネイティブの会話が上手く聞き取れないのが悩みでした。本書を通じ、正確な発音を理解していなかったからだと、その原因が分かりました。
英語の勉強の初期段階で本書に巡り合っていればと、悔しい思いです。
ただ、著者の「英語耳」と本書は内容がラップしており、本書の方が単語をベースに発音の練習が出来るので(英語耳は発音記号をベースに発音を練習する内容が中心)、本書の方をお勧めします。
最高の英会話教材
私はLv.1と本書を購入して練習しましたが、リスニング力は飛躍的に上達したと思います。
私ががお勧めするのは、本書を購入する前に、まずLv.1あるいは「英語耳」を購入してそのあとに本書で練習をするという方法です。
Lv.1あるいは英語耳で練習をすることによって基本的な発音の習得ができます。そしてそのあと本書によって、音節を記憶することができます。 音節というのは、子音+母音のことで今まで別々に学習してきた子音と母音を結びつけることができます。だから、Lv.1あるいは英語耳わかるくとおしてそのあと本書でしっかりと学習できればいいと思います。
英語学習をされている方でRとLの発音がうまくできないというかたや、音節(500個もあるので)を、なかなか覚えられないという方には、イメイジリスニングという方法をお勧めします。これは私が本書で練習中に思いついた方法ですが、附属のCDを聞いているときに口の動きを想像するというものです。かつて、RやLなどはいくら効いてもなかなか聞き分けることができませんでした。この二つの音で違うのは何かというと、口の動きです。口の動きというのは、子音、母音を覚えているのであれば、それを、想像しながら聞くというのはそんなに難しいことではないでしょう。口の動きを想像することで、すでに覚えている母音、子音の音と音節を効率よく結びつけることができます。口の動きというのはリスニングの時の基準にもとても役に立ちます。リスニングの時にいろんな聞こえ方をしたとしても、口の動きはある程度一緒なので正確に聞き取ることができます。ぜひ一度試した見てください。
理論編が秀逸
単語耳シリーズの第1巻であり、これだけ前半が理論編、後半が実践編というイレギュラーな構成だが、この理論編の内容が非常に素晴らしい内容。
ネイティブスピーカーの発音の法則や、単語を漢字の偏とつくりのように捉えて意味を理解すること、現在の英語は本来の英語である「オールドイングリッシュ」と「ラテン語系」の単語とからなるという知識をベースに語彙を増やす方法など、理論を理解することで効率よく英語を習得したい人には非常に嬉しい内容。
前半の理論に基づいて後半は発音の練習に入るが、私は発音には比較的自信があるため実行していないので評価できない。こちらは各自のレベルに応じて合ったレベルから始めればいいと思う。
しかし前半の理論偏が素晴らしいので、この本を読んでから実践偏に入るべきだろう。
併用するとベターです
最初は「S」の発音練習から入っていくのですが、そこで掲載されるている単語は当然「L」や「R」の発音も含まれています。
そこで、全くのカタカナ発音の方は『英語耳』で一通り発音記号の勉強をしてから、『単語耳』のトレーニングに入ることをお勧めします。その方が効率的であると感じました。
また、やはり英語のリスニングにはプロソディなどが大切であり、単語一つ一つを聞き取れても、意味がわかるとは限りません。
そこで『英語耳ドリル』を併用すると、効果的にその欠点を補えることができます。
松澤 喜好さんの著作は良く考えられていると思います。3冊を併用すると3倍以上の効果があるかもしれません。
「英語耳」→「単語耳」
「英語耳」で発音の基礎を身に付け、松澤先生のウェブサイトで語彙に関するコラムを読んでから、本書「単語耳」を購入しました。
理論編、実践編ともに「英語耳」やウェブサイトとの重複が多くて、最初は「買う必要がなかったかな」と思ってしまいました。
しかし、超基本単語1000の発音の確認が手軽にできたことや、<R>系発音に関する解説・練習が「英語耳」より充実していて
自分の発音の向上を実感できたので、今は「やっぱり買ってよかった」と思っています。
語彙に関してはLv.2以降に期待します。