SEIKO IC DICTIONARY 電子辞書 SR-E8600 (英語本格モデル 34コンテンツ収録 音声対応) 29900円

新カイテキーに不満
従来のモデルの写真と見比べると一番わかりやすいのですが、
画面が大きくなったかわりにカイテキー最上段にあった各辞書呼び出し
削除・オプションボタンの一部が他社製品やSII小型携帯モデルと同様の
透明カバー(明るい場所では反射して読みづらい)つき感圧ボタンに
変更されています。
これが小さすぎる上に使いづらいのです。特に1字削除・バックスペースキーは
インクリメントサーチ機能で頻繁に利用するものですが、ホームポジションから
キーに伸ばす指の感覚でうっかり別の辞書を呼び出してしまったりして悲鳴を
あげてしまうこともしばしば…
今まで専用マイクロ端子イヤホンがないと最大音量に設定しない限り聞けなかった
音声コンテンツが本体スピーカーで再生できるようになったかわりに、何か大事な
事を見落としているような気がしてなりません。SR-V8000からの乗り換えだったの
で収録内容・検索性の高さに不満はありませんが、持ち味であった「使い心地」が
損なわれていることは残念に思います。
さくさく使えるところがいい
電子辞書は主にペーパーバックを読むために使っている。これまでキャノンのワードタンクIDF-2200Eを愛用していたが、より充実したコンテンツが欲しいと思い、買い替えることにした。
条件は、
・英語充実タイプでリーダーズとジーニアスが入っていること
・起動時間が短いこと
・2-3万円であること
の3点。仕事で講談社の類語大辞典を使うことが多く、これを採用したキャノンのワードタンクG55を購入しようと思ったが、起動時間に3秒かかるというレビューを読んで候補から外した。
SR-E8600はオープンオン機能といって、上蓋を開けるだけで瞬時に起動する。もちろん「入/切」ボタンもあって、これを押したときの起動時間は約1秒。遅いとは感じない。
文字サイズや表示サイズの切り替えなどだいたいのことは説明書を見なくても理解できる。文字入力も楽で、さくさく使える。例えば「review」と入力すると、決定キーを押さなくても第一義の意味は画面の下半分に出てくる。ちょこっと調べたいときに便利。
あえて難点を言えば、突起物を減らすためなのか、開閉ボタンが小さく、ちょっと開けにくい(ストレスを感じることはないが)。また、表示がやや暗く、バックライト機能は付いているものの、電池の消耗を考えると濃淡を簡単に調整できる機能があるとありがたい、と思った(欲張りとは思いつつも)
カイテキーはホント快適
セイコーのスタンダードモデルとの位置づけですが、このレベルで辞書としての機能は申し分ないと思います。英語を専門とされる方以外には、これ以上の上位モデルは必要ないのでは?
カイテキーは、他のメーカー(カシオ、シャープ)などと比べ抜きにでています。
説明書いらずで直感で操作できます。
ストレスなく快適
社会人で英語学習や業務Eメール作成時に使うために、SII TR-6700からの買い替えをしました。
SII製品にした理由は、訳語検索・カイテキー・手に持ったときの筐体の質感・取説を読まなくても使えた違和感のない操作系といったところが決め手。
SII製品の中でこのSR-E8600モデルにしたのは、英語学習者にとって適しているモデルと判断したため。上位2機種(9000,10000)は英語専門家向け、コンパクトな(7200)はキータッチが劣る。そしてネイティブ音声が一番多く(発音・音質とも他社よりいい感じ)収録されおり、TOEIC関連やスーパーコーパスなど学習コンテンツの充実が魅力でした。
使ってみて感じたのは、オープンするだけで電源が入ることがとても快適です。クローズするだけで電源オフしませんが、オートパワーオフを設定しておけばあまり気にせず開閉するだけ。検索・ジャンプ・スクロールの操作も動作もストレス無く快適。
旅行シルカカードと収録辞書のダブリもなく使用頻度が向上しています。
英語はあまり好きではないし得意でもないけど使わなきゃならない人が、少し楽しみながら英語に接することが出来る電子辞書に仕上がっている製品だと感じています。