大学入試英作文総演習 (即戦ゼミ (4)) 788円

その名のとおりとにかく演習
一人でこの一冊のみで英作文を始めて、英作文をものにしようとするのには
全く向いていません。
ポイントごとにとにかく演習問題が載っています。
問題は短文が多いです。
そして一冊を通して「とにかく覚えろ」的の一辺倒です。
解説は全くないも同然です。というかないです。
添削してもらえる先生などがいればいいかもしれませんが、
英作文のテクニックはこれでは身に付かないので、
他に英作文用の参考書を買って、問題集として使えるに過ぎません。
良い点といえば、
「あ、あのよく問題に出される表現、どうやって書くんだっけ」
という時に確認で見られることでしょうか。
大矢英作文講義の実況中継―高2~大学入試 (実況中継シリーズ) 大矢 復(著) 998円

導入用としては最適。解説をもう少し丁寧にすべきか。
英作文の考え方の基本を身につけるために、初めに読んでおくべき一冊。
第2章はともかくとして、第1章や第3章に書かれている内容をしっかり身に付けられれば、簡単な和文英訳や自由英作文は間違わずに書けるようになります。
自由英作文の出ない大学を受験する人でも、第1章だけ読めばかなりのお釣りがきます。
あと、勘違いしているレビュアーさんがいるようですが、ネイティブにチェックを入れてもらったからといって、解答が完全に正しいものになるかどうかは不明です。また、この本の目的の一つが「受験生にありがちなミスを正す」ということである以上、微妙な表現には多少目をつぶる必要があります。重箱の隅をつつくような訂正依頼は、筆者の意にそぐわないでしょう。
ただ、他のレビュアーさんが言っているように、解答にもう少し解説が欲しかったですかね。
また、国立の上位あるいは医学部狙いの人はもう1、2ランク上の演習書をやっておく必要があります。これだけでは心もとないです。
アイディアは良い、だが改訂は必要。
レビューでの高い評価に惹かれ、2ヶ月位かけ少しずつ精読し、先ほど通読した。
これまでの英作文参考書はどうも根性第一、単調で、やたらと練習問題の数だけ多く、とても最後までやれそうにないものが殆どであったが、本書の構成はその点、画期的と言える。まず講義の実況中継であるPART 1、和文英訳での要注意表現集のPART 2、自由英作文攻略法のPART 3、の三部構成になっている点が良い。ただ自由英作文を課さない大学を志望する受験生もいるし、時期的にも自由英作文対策は直前期(冬休み以降)に集中してした方が効果的であると思われるので、PART3は別の本として出版した方が良かったと思われる。
確かに本としての発想(アイディア)は優れているが、如何せん拙速な校正が原因と思われる不適切な解答例や解説が散見されるのが実に残念である。例えば56ページの正答2には違和感を感じ、勤務先のネイティブスピーカーに見せたところ、瞬時に誤文と判断され訂正されてしまった。又、別冊解答12ページのLesson 30の1の解説の "not to 〜" の前に in order か so as を入れるべきであろう。
参考書としての構成自体は優れているのであるから、ぜひ早急に解答例にネイティブチェックを入れて再検討し、改訂版を出してもらいたいと思う。
エッセンスをつかむ
分かりやすく、基礎から英作文を教えてくれる参考書です。
実況中継シリーズの特徴である読みやすさに加え、内容も、構文ごとに非常に分かりやすく整理されているのでとても学習しやすいと思います。
これ一冊勉強すればある程度英作文のつぼは見えるようになるでしょう。
読みやすいので、ある程度ささっと読んで何回か繰り返し読むと良いと思います。
これだけでは当然英作文の演習量が足りないので、まずはこの本でささっとエッセンスを得た後は問題演習に入りましょう!
英作文入門書決定版
タイトルに入門という文字を入れましたが、決して難易度の低い参考書ではありません。
しかし、英作文の参考書を見ているなかで、本書ほど分かりやすく丁寧なものがなかなか見当たらない程の良書だと思われます。
本書の特徴は以下の通りです
Part1:丸暗記ではなく構造的な理解から英文を作り出していく方針をとっており、無理なく読み進められる。
1つの項目ごとに2つの練習問題がついており、解答解説には自分で採点できるような工夫がみられる。
自分で採点・復習する事もできるでしょうが、許される状況であるならば自分の英語の先生に添削してもらうとより一層有益な情報が得られると思います。
Part2:英作文に役立つ語彙集が掲載されています。これは単語帳などではニュアンスが完全には把握できないものが多く、受験生の盲点をこれだけまとまった形で提示されているものはなかなか無いでしょう。
Part3:近年の自由英作文の導入を受けて、自由英作文のいろはから解説している。
自由英作文を解説しているものとしては最も古い部類の参考書となるが、決して悪いものではない。
自由英作文にも最適
英作文を初歩から勉強する上では、とても有意義な本だと思います。
というのもこの本は、PART1において、今まで堅実に覚えてきた英文法の知識を
実際に使いこなせるようにブラッシュアップすることができるからです。
例えば現在完了形と過去形はどちらも「〜した」と訳されることがありますが、
そこには使い分けがあって然るべき、往々にしてその辺りが入試でも問われます。
勿論英語で物事を発信する立場に立ったとしてもその使い分けは重要です。
そのような英語感覚を文法単元に沿ってわかりやすく勉強することが出来ます。
50章・50例題+100題の練習問題で構成されているのでこの本の英文150題を理解したうえで
丸暗記してしまえば英作文の成績は爆発的に伸びるはずです
難点もいくつかあります。
一つ目に日本人が多用しすぎると評判の「受身の使い分け」について触れられていない点
二つ目にこれまた日本人が多用する「過去完了大過去」についてフォローが無い点
三つ目にthese daysやnowadays等の使い分けが他の文法書や辞書などと食い違う点。
などなど、いくつか補強が必要なところはあります。
しかしながらその難点を差し引いたとしてもこの本を推すことが出来るのは
自由英作文の章PART3が即得点力に繋がるからです。
自由英作を組み立てるための具体的な方法が書れているため
自分が気に入った論理の型を一つ覚えておけばルーチンワークとして文を組み立てることが出来ます。
PART1とPART2の一部を先に固めて、さらに知識を補充して例文も沢山覚えて、
過去問一歩手前の段階でPART3に進むという形を取れば最高だと思います。
減点されない英作文―大学受験 河村 一誠(著) 1260円

英作問題でなかなか満点がもらえない人に…
タイトルからすれば、何かズルいテクニックでも使って解くことを勧めるような参考書だと思うかもしれませんが、そんな本ではありません。
あくまで生徒が間違えやすいやすい文法上の誤りや、受験生がやってしまいがちなミスを多く載せて、その理由を解説したり、難解な表現に出会った時の対処方法などが書かれています。
後半部分では練習問題や語彙表現が中心になっていますが、レビューにもあるように一つの解答例しか載っていないのは残念です。
しかし、それを考慮に入れても読むべき本であると思います。
従来書のよいとこを集めた本です
塾の生徒の添削から得られた知見、文法上、表現上の誤りやすい罠
への対策、を中心としたシンプルな解説書。Z会物や大矢系と内容的
には似るが、説明がコメントタイプに簡略化され、記憶に残りやすい
ようにという配慮を感じとれる。
後半の実践編で正答例を複数用意していないのは残念である。また、
多色刷りによる過度の視覚化も、文が読みづらくて逆効果かも。
そうした理由から自分用のノートを作成して、本書や大矢の解説を複数
書き込んでいくといった使い方も一考。大矢の難関大、とはかなりカブッ
ているので、対比も面白いですし。
一読感想。わんさかある類書との決定的差異を盛り込めていないところに
まだまだ改善の余地があるとおもいます。直載的なタイトルも頂けません。
内容が多彩なのでそれなりに人気は出るのでしょうが・・・・。
大学入試最難関大への英作文―書き方のストラテジー 大矢 復(著) 1260円

読み物として、利用されたい
日本語と英語の比較文化論といった趣を楽しめる
稀有な受験参考書です。非常に熱のこもった、そのくせ
一向に肩の凝らない筆致は、著者の実況中継本のノリを
ここでも充分に感じさせてくれます。
最初のほうを熟読し、途中の例文集に「ふんふん」とうなずき
ながら目をとおし、後半のメインで「英作文推敲ワールド」を
垣間見る。
そんな読み方が本書にはピッタリ。それでもめんどくさい方は
京大英作文の例題のところだけ寝転んで読んでも充分もとがとれる
でしょう。
文句なく星5つで、続編が切に望まれる。
競合商品が少ないので長文の和文英訳出題校対策に
『実況中継』では扱っていない、京都大、大阪大など関西の和文英訳を出題する大学志望者は参考になるだろう。
ただ、自由英作文対策の方は今ひとつ。
一橋大の出題が曖昧だ、という指摘はもっともである。が、早稲田(法、国際教養)、慶応(経済)のように解答に当たって、自分の依って立つ選択肢があるものに対して、その全てに対してきちんと解答例が示されていないのは致命的。英文の難易度よりも、ディスコースの整合性の方が大きな意味を持つ自由英作文なのだから、もっとページ数を増やしてでも、もう少しきちんとした解答例を示すべき。あとは、2005年度入試からは消えてしまった、関西学院大・総合政策の300語程度での解答を要求する出題例も示しておいて欲しかった。形式はTOEFL(R)に準じているものの、制限時間を考えると、TOEFL(R)のレベルでは対応しきれないと思うからである。
最近の英作文参考書の中で、ずば抜けて秀逸です!
あたりまえの、英作文用の受験参考書の一冊として、見過ごされるとしたら、余りにも、もったいない、ずば抜けた内容をもった英作文参考書の逸品です。
和文の内容を達意の英語で表現出来るかどうかは、実際に役立つ本物の英語力の観点からも、ますます重要視され、難関校と言われる、それぞれのアカデミズムに誇りを持っている大学が、英作文能力を問うているのは、至極、当然のことと思います。
受験生の方は、この本の第一章だけでもいいですから、お勉強してみてください。この本の解説が、いかに優れていて、その上、ひじょうにわかりやすいか、実感し、納得される筈です。課題の和文を、どのように、わかりやすい英語に言い換えるか、その、コツみたいなものが、驚くほど身についてくる筈です。書かれている英文は、いずれも分かりやすく、お勉強している高校生にも、じゅうぶん書ける英語になっています。しかも、英米人が見ても立派な英語なのです。筆者の余裕ある実力を感じます。なにも、関係代名詞をやたらに使い、難しい単語を使って書いた英文が高級な英文だ、なんてことはないのですから、安心してくださいね。
とにかく、素晴らしい本です。一般の方にも、ぜひ、お薦めしたい内容の本です!さすが、良心的な本を出されている桐原書店だけのことはあります。
著者の大矢 復さん、英文校閲の Steve Sheldonさん、この本によって、すぐれた学生たちが育っていく姿を想像するだけでも楽しいですね!
文句なしの、☆☆☆☆☆、最高です!!
時代の流れか・・・
個人的に「かなりいい」と思った本。
だが、世間の評価はあまり芳しくないようだ。
「入試レベルより難しすぎる」らしいが、
昔の受験生は入試レベルなど端から眼中にないのが当たり前だった。
「学力低下」よりも「意欲低下」「意識低下」のほうが問題だと感じた。
レベルが高すぎ
おそらくこの本にかかれている模範答案のような英語を書けるようになる受験生は皆無でしょう。
合格基準を遙かに超えているばかりでなく、大学側が用意した模範答案も超えていると思われます。
実際赤本や代ゼミ・河合塾等で作成した模範答案よりも1歩も2歩も踏み込んだ分析、
ともすると読み込みすぎと思われるような分析がなされています。英訳と言うよりは翻訳に近いです。
英語好きな人は興味をそそられるでしょうし、翻訳家の卵には最適でしょうが、
受験生が手を出すとひどい目に遭います。たとえ最難関大学といえどもここまでは要求していません。
受験生はもっとほかに勉強することがあります。同じ著者の『大矢英作文講義の実況中継』で十分です。
神戸文章の英語合格英作文作成法―試験で点がとれる (大学受験V BOOKS) 神戸 文章(著)

VBOOKS
丁寧に書かれた英作文の問題集ですが、表現などを身に付けるにはあまりにも少ないと思いました。最近出回っている英作問題集と比べ、解答例も少ないです。英作文がそれほど難しくない大学を志望する方や、英作文が苦手で何か足がかりがほしい方にはちょうどいいかもしれません。
自分は、はじめの60題をやってから竹岡氏の「おもしろいほど〜」へすすみました。
優れた英作文参考書
本書はあまり有名ではないのかもしれないが、優れた英作文参考書である。
この本の構成だが、本編の前にまず英作文の重要基本表現という暗唱例文が60ほど載っている。数は少ないが、構文集などに出ている暗唱例文と違い、英作文に役立つものが多い。
本編は、まず第一部が短文の和文英訳となっており、60の短文英訳問題を扱っている。第一部は文法・語法的に注意を要する問題が集められている。短文英訳問題ではあるが、解説は非常に詳しく、一つの問題に対して1ページ〜二ページの解説がある。重要な点は公式化して明示してあるため、既習の文法・語法・構文事項を発信のためのアクティブな知識に変えるのに役立つ。
第二部は本格的英作文問題が20載っている。第二部では、暗唱例文や構文集などで暗記した知識が単純に当てはまらないような問題をどうやって訳すかということに重点がおかれている。それぞれの問題には二人の生徒の答案例とその添削が載っている。一人は典型的な受験生で、もう一人は帰国子女だそうだ。彼らの答案と自分の答案を比較することにより、自分の実力がどの程度のものなのか検討をつけることができる。
第三部は自由英作文問題が5つ収められている。解説は「どのようにして意見を述べるか」「どのようにして内容を決めるか」という解説に重点がおかれ、問題のテーマに関連した表現を紹介するようなことはしていない。ページ数が少ないので仕方ないが、添削例を省いてもう少し解説を増やしても良かったと思う。
国立大学志望者向けの英作文参考書といえば、研究社の「英作文実践講義」やZ会の「英作文のトレーニング」などが有名だが、いきなりあのような本格的な英作文参考書に手をつけるのは学力的、時間的にちょっと無理という人がいるだろう。そういう人にこの本はお勧めだ。
ポイント攻略
問題、生徒解等例、解説の流れが学びやすい。
英作における頻出事項をまとめているから基礎強化できるし応用でさらに実力アップできる。
この一冊では国公立希望者は厳しいけどやる価値はあると思う。