英語で意見を論理的に述べる技術とトレーニング 植田 一三(著) 1995円

議論以前の英会話練習にも
アーギュメント力を鍛える、というのがもともとの趣旨だが、
それより手前のレベルで英会話力を鍛えるのにも使える。
類語使い分けの項では、
一口に「思う」「言う」「示す」と言っても
それぞれどれだけ英単語のバリエーションがあるのか、
話し言葉と書き言葉に分け、 例文と共に紹介されている。
また、因果関係、逆説、追加、強調、仮定、比較、など、
場面別の表現集が用意され、ニュアンスの違いも解説。
この辺りはライティング時のワンパターン回避にも 役立つと思う。
実践トレーニングについては、
私自身は主に、いわゆる口頭英作文の練習に活用。
賛成派、反対派の意見をいずれも日本語でまず読み、
すぐにそれを英語で言ってみる。
これにより会話のスピードを鍛えようという作戦。
自分なりに最終回答を出してから英文を読んでみると、
なるほどこう言うのか!と新たに便利な表現も覚える。
しかも内容は、 定年退職制の是非、インターネットへの規制の是非から
医療、環境、ジェンダー、メディア、犯罪、人権まで、
ディスカッショントピックとして挙がりやすいテーマが盛りだくさんなのがありがたい。
各テーマに関し自分自身の意見もまとめておけば、話題になった時に相当助かるはず。
もちろん、英語は既にかなり話せます、という人にとっても、
「この意見にどう反論するか」と切り返しを考える本来の読み方をすれば、
議論に強くなるためには効果があると思う。
よくまとまってて良い。
英検一級対策ということですが、TOEFLiBTのスピーキングセクション対策にも大いに活用できるとの印象を覚えました。
日本語でこれほどわかりやすくスピーチのやり方を載せている本は他にそうないので、とても助かりました。
一方で、これを一読した上での即効性は極めて弱かったです。
一番最後の参考文献のページとは別に、このトピックに対応するためにはこんな洋書・ウェブページを読むといい、というようなリストを掲載していただけると、より便利なのになと思いました。
英検1級(2次試験)のための良書
英検1級2次試験対策用に購入し、無事に合格しました。1次試験合格通知が来てから、時間がなかったため、この本と「Pros and Cons:A Debator's Handbook」に絞り入念に読み込み、自分なりに解答例を作成しました。2次試験では、準備したものはまったく出題されませんでしたが、各分野に特有の語彙が使えるようになったことは自信に繋がりましたし、声を出して読み込むことでスピーチに必要な感覚を養えたことが、合格につながったと思います。個人的には、この本だけでは、物足りなく感じており、「Pros and Cons:A Debator's Handbook」と併用して英検の準備をすると良いと思います。
英検1級2次対策のバイブル
英検1級受験まで準備期間が3か月ほどしかなかったのですが、1次はこれまでに買って積ん読になっていた過去問集と語彙・リスニング対策の問題集を1冊ずつ仕上げることでなんとか合格することができました。
2次対策をほとんどしていなかったので焦りましたが、以下のことをやってなんとか合格できました。
■過去問のトピックとスピーチサンプルを見て問題傾向をつかむ
■スピーチサンプルの構成を押さえておく
■過去問のCD(スピーチの部分)を毎日少しずつでも音読し、くり返し聞く。
■自分が答えられそうな分野をある程度しぼり、この本に掲載されているトピック例のうち、自分が選んだ分野のトピックについて時間内に自分の意見をまとめる練習をする。
■英字新聞の記事で、上記のトピックに役立ちそうなものはチェックしておく。
どんなトピックが出るのかほとんど予想もつかない状態でしたが、この本のおかげで、トピックの傾向やスピーチの組み立て方を学ぶことができ、無事に2次試験も合格することができました。
蛇足ですが、待合室でこの本を開いている方を数多く見かけました。
噂では聞いていましたが、やはりこの本は英検1級受験者のバイブル的存在になっているのだと思いました。
時事問題にも強くなる
時事的な事柄は、英語の新聞や雑誌を読めと言われるが、なかなか時間のない人も多いはず。この本は問題の要点、賛成反対両方がコンパクトにまとめられていてとてもありがたい。
ハートで感じる英文法―NHK3か月トピック英会話 (会話編) (語学シリーズ―NHK3か月トピック英会話) 大西 泰斗(著) 998円

続編も良い
会話編とあるけれど、基本的に単に続編と考えたほうがよい。こちらも同じく名著だと思う。理由は同じで、やっぱり読んでいて楽しいし、ひとつの章を読んだら次の章が読みたくなる、先をどんどん読みたくなる。実際短期間でこんなに楽しく全部読める文法書なんて他には無い。ただ、英語の習得には「知識」と共に「練習」も必要。譜面が読めるだけではピアノは上達しないし、机上の打撃理論に精通するだけでは良いバッターにはなれないのと同じで、何事も公式を覚えるだけでなく、それを練習して使えるようにする努力も必要になる。本書はあくまでも実践的な英文法の「知識」を得るための本だから、自分にあった「練習」のための教材を別に探して取り組む重要性についてはなんら変ることはない。
わかりやす〜い。Part 2 ”買いでっせ!!!
番組がかなり好評だったらしく、第2弾。今度は会話編。何を持って会話編なんだかはわからないが、今度もまたわかりやすい。著者はかなりの本を出しているが、このシリーズがいちばんいい。このシリーズが気に入ったら、著者のほかの本もよんでみよう。オススメは、
・ネイティブスピーカーの単語力〈1〉基本動詞 、
・ネイティブスピーカーの前置詞―ネイティブスピーカーの英文法〈2〉など。
また、ものすご〜くお金に余裕のある人は、この番組のDVDが出てるのでどうぞ。(やっぱり本だけよりも映像がある方がずっとわかりやすい。)ちょっとだけお金に余裕がある人はこの本のCDが出ているのでどうぞ。(これは無きゃ無いで問題なし)
イメージで文法をとらえたら
それをどう表現するかは単語力の問題。基本語は「イメージでわかる単語帳」でバッチリおさえられるし、海外の雑誌や洋書をばりばり読んだり、TOEICはもとより、大学生、院生向けには「語源でたどる英単語まんだら」があればかなり文化も見えてきますよ。語学はなんのかの言っても文化背景をおさえておかないとダメですからね。いわゆるカルチュラル・シテラシーをおさえておかないと表面的な言葉尻の問題で終わりかねない。イメージで単語をつかむと、スペルの向こう側の文化が見えてきます。文法だけの弱点に、この二冊はオススメです。
英語を英語のまんま耳に入れろ!
就職活動に向けて英語を勉強しようかなーと思う今日この頃に買ったわけだけど、なかなか良いです。
下手に頭の中で【英語⇔日本語】の変換をしないで、英語を英語のまんま耳に入れろという勉強法の本です。
とても分かりやすい
前著に引き続き『会話編』も読み終えました。イメージを掴む事もネイティブのニュアンスを知るうえで大切だと思うようになりました。言葉の後ろには感情があるという大西先生の言葉には目からウロコが落ちるようです。『ハートで感じる英文法』の二冊で十分かどうか疑問に思う人もいると思いますが、自分にはこの二冊で十分。後は実際の英文を読んだり聴いたりすることにします。文法ばかり勉強しても、使える英語は身につきませんから。
単語耳 英単語八千を一生忘れない「完全な英語耳」 理論編+実践編Lv.1 松澤 喜好(著) 2048円

名作です
英語のリスニングの勉強には非常に良い教材です。
私はTOEIC825ですが、ネイティブの会話が上手く聞き取れないのが悩みでした。本書を通じ、正確な発音を理解していなかったからだと、その原因が分かりました。
英語の勉強の初期段階で本書に巡り合っていればと、悔しい思いです。
ただ、著者の「英語耳」と本書は内容がラップしており、本書の方が単語をベースに発音の練習が出来るので(英語耳は発音記号をベースに発音を練習する内容が中心)、本書の方をお勧めします。
最高の英会話教材
私はLv.1と本書を購入して練習しましたが、リスニング力は飛躍的に上達したと思います。
私ががお勧めするのは、本書を購入する前に、まずLv.1あるいは「英語耳」を購入してそのあとに本書で練習をするという方法です。
Lv.1あるいは英語耳で練習をすることによって基本的な発音の習得ができます。そしてそのあと本書によって、音節を記憶することができます。 音節というのは、子音+母音のことで今まで別々に学習してきた子音と母音を結びつけることができます。だから、Lv.1あるいは英語耳わかるくとおしてそのあと本書でしっかりと学習できればいいと思います。
英語学習をされている方でRとLの発音がうまくできないというかたや、音節(500個もあるので)を、なかなか覚えられないという方には、イメイジリスニングという方法をお勧めします。これは私が本書で練習中に思いついた方法ですが、附属のCDを聞いているときに口の動きを想像するというものです。かつて、RやLなどはいくら効いてもなかなか聞き分けることができませんでした。この二つの音で違うのは何かというと、口の動きです。口の動きというのは、子音、母音を覚えているのであれば、それを、想像しながら聞くというのはそんなに難しいことではないでしょう。口の動きを想像することで、すでに覚えている母音、子音の音と音節を効率よく結びつけることができます。口の動きというのはリスニングの時の基準にもとても役に立ちます。リスニングの時にいろんな聞こえ方をしたとしても、口の動きはある程度一緒なので正確に聞き取ることができます。ぜひ一度試した見てください。
理論編が秀逸
単語耳シリーズの第1巻であり、これだけ前半が理論編、後半が実践編というイレギュラーな構成だが、この理論編の内容が非常に素晴らしい内容。
ネイティブスピーカーの発音の法則や、単語を漢字の偏とつくりのように捉えて意味を理解すること、現在の英語は本来の英語である「オールドイングリッシュ」と「ラテン語系」の単語とからなるという知識をベースに語彙を増やす方法など、理論を理解することで効率よく英語を習得したい人には非常に嬉しい内容。
前半の理論に基づいて後半は発音の練習に入るが、私は発音には比較的自信があるため実行していないので評価できない。こちらは各自のレベルに応じて合ったレベルから始めればいいと思う。
しかし前半の理論偏が素晴らしいので、この本を読んでから実践偏に入るべきだろう。
併用するとベターです
最初は「S」の発音練習から入っていくのですが、そこで掲載されるている単語は当然「L」や「R」の発音も含まれています。
そこで、全くのカタカナ発音の方は『英語耳』で一通り発音記号の勉強をしてから、『単語耳』のトレーニングに入ることをお勧めします。その方が効率的であると感じました。
また、やはり英語のリスニングにはプロソディなどが大切であり、単語一つ一つを聞き取れても、意味がわかるとは限りません。
そこで『英語耳ドリル』を併用すると、効果的にその欠点を補えることができます。
松澤 喜好さんの著作は良く考えられていると思います。3冊を併用すると3倍以上の効果があるかもしれません。
「英語耳」→「単語耳」
「英語耳」で発音の基礎を身に付け、松澤先生のウェブサイトで語彙に関するコラムを読んでから、本書「単語耳」を購入しました。
理論編、実践編ともに「英語耳」やウェブサイトとの重複が多くて、最初は「買う必要がなかったかな」と思ってしまいました。
しかし、超基本単語1000の発音の確認が手軽にできたことや、<R>系発音に関する解説・練習が「英語耳」より充実していて
自分の発音の向上を実感できたので、今は「やっぱり買ってよかった」と思っています。
語彙に関してはLv.2以降に期待します。
ダジャ単―英単語記憶術の極意 藤井 秀男(著) 840円

受験向けではないと思う
載ってる単語のチョイスが悪いと思います。
これはこの意味では出ないだろ…
こんな単語が出るわけない、というか初めて見たぞこれ
端に書いてある派生語の方がよっぽど重要だろ、こっちの語呂合わせを教えてほしかった…
こんな単語が載っていて何故あの単語が載っていないんだ…
等々、不満だらけです。
補助の単語帳として使うのならいいかもしれませんが、これをメインで使ったらまともな大学には入れないでしょうね
よく考えられている。でも、発音もね
英語は無機質なもので、数字のように
意味の分からない羅列を覚えるのは苦痛を伴います。
一夜漬けで暗記して、1週間後にはほとんど忘れている。
そんな経験を繰り返している人は多いと思います。
だから、記憶をたどれる様、目で見て、字を書いて
発音して、頭の中でイメージを膨らませることが重要となります。
そのような点で言った場合、語呂合わせはとても良い手段となります。
もちろん、この著書だけでは発音が可笑しくなる可能性が高いので
別書の【英語耳】などの発音方法の著書を一緒に購読すると良いと思います。
マイ重要語はこれで確認
私は,自分にとって大切だけど覚えにくい英単語を,マイ重要語といってます。マイ重要語を覚えるときには,その単語が登場したときの文脈がヒントになることはもちろんですが,語源,接頭語,接尾語,似た綴りの語,ゴロ合わせ,と役立つものはどんどん利用します。そういうことを調べるに,一番簡単なのが,この本です。本の題名が,ダジャ単ですが,語源,接頭語,接尾語,綴りのパタンの解説なども充実してます。
索引に調べたい単語がないときは,よく似た綴りのところをみればかなりヒントになりますよ。
お薦めの一冊です。
とっかかりには
英語がいやでいやで仕方ない人のとっかりにはいいと思いますが、これから英語を
本腰を入れて勉強したいという人にはどうでしょう。単語を見るたびに、それに
対応するだじゃれを思い出す必要があり、瞬時の理解が妨げられる危険性も
あります。ただ、とにかく覚えたいが覚えられない人には即効性はあると思います。
まずはこれ!!
英語学習のために、色々と単語集を買いました。
(ちなみに私は英語の必要性に迫られていないのですが)
どの本もそれぞれの長所があると思います。
しかし「飽きずに取り組めるかどうか」がポイントではないでしょうか。
本書はハッキリ言って楽しく取り組めます。
最近の傾向で語学書にはCD付きが当たり前です。
勉強に徹底集中できる学生ならともかく、何かと制約の伴う社会人は常にCDを聞き、こまめに本を開くことは出来ません。
いっそのこと、本書のようなスタイルで取り組むのも良いのでは。
(CDが無ければ、価格も安いし)
語学書に「硬派な姿勢」やリスニング対策も求める人には不向きでしょう。
他の方が書いていたように、「語呂合わせだけでここまで出来る」ということには正に「目からウロコ」です。
私は「もっと前に巡り会いたかった」と思いました。
タイトル:TOEIC TEST究極単語(きわめたん)Basic 2200 目指せ!スコア500-730突破 藤井 哲郎(著) 2100円

毎週小テスト
一学期から毎週20ページずつ、TOEIC対策講座のクラスで小テストがあります。
嫌でも覚えないといけないので、毎日3ページずつ音読を課されていますが、先月のTOEIC(IP)で、465点が一挙に690点アップ!
こつこつとやってきた成果と思い、嬉しかったです。
とにかく、この本の例文は本当に実際のTOEICの英文そっくり。
どうせやるなら、これくらい苦しい特訓をしなければということでしょうか。
とても親切
とてもためになる一冊です。TOEIC受験者を20人ほど対象にしたモニター
結果などをもとに目指すスコアー範囲の中でも出題頻度順に配列されて
いて、勉強の効率化がはかれます。
レイアウトも工夫されており、さらに例文の解説にあるちょっとした
注記が 「おおっ!」というものが多く、目から鱗もの。他にも役立つ
熟語もてんこもりです。上級編への第一歩として強烈にお勧めできる
親切な一冊です。
TOEIC満点の小生でも目からウロコです!
著者がこれ(上級編も含めて)を書くのに2年を要したという理由が分かります。20名のTOEIC受験者モニターがランク付けし、コンピューターを駆使して分析した単熟語を、目標スコアゾーン別に出題頻度に沿って載せてあります。
例文も一つ一つ複数のネイティブ・スピーカーらと検討を重ねているらしく、信頼が持てますし、例文や用例中の単語が別の項目での見出し語になっていたりして、良い復習・予習になると思います。さらに、用例での注には見出し語に関連した重要熟語や語法なども記されています。
TOEICで満点を取ったことのある小生にとっても、これはいろいろと目からウロコの勉強になる本です。買って損のない力作。ずばりお勧めです〜。
確実に英語力がつく一冊!
都内の某外語専門学校で教鞭を執っています。一般の英語基礎科目と英検、TOEICなどを担当している者です。
この本の評判をアマゾンのレビューで読み、半信半疑で購入したのですが、本の中身に本当に感激し利用させてもらっています。
確かにこれまでの単語帳には、このような本はほとんどなかったですね。一切なかったと言っても過言ではないと思います。
この本は別に音読しなくても黙読でもいいと思うのですが、TOEICに出る単語・熟語の見出し語を覚えるだけではほとんど意味がないと思っています。
私自身は、例文をしっかりと読むことで、この本では、見出し語の5倍〜10倍の語彙力が身に付くと思っていますし、英文法もかなり身につくと思います。仮定法、関係詞、分詞構文をはじめ、一般の英文法書に出ている重要項目が全部英文の中に盛り込まれている感じがします。
英会話表現もふんだんに盛り込まれていますし、[参考]に書かれている情報も、英語を教える上で非常に役立ちそうです。
例文を一通り読みこなすことで、TOEICのPart 1〜Part 7まで全部のパートの語彙力・英文法力・読解力・会話力などが身につくこのような本は、著者が「日本一の単語集を作るために執筆した」というはしがきの意味が我々読者にもしっかりと伝わってきます。
近年、中身の薄い本ばかりが出回っている中、久しぶりに骨太の本に出会えた感じがします。
新学期から私の学生達にも自信を持って推薦させて頂きたいと思います。
挫折しにくい単語集
haveやtakeといった中学1年で習うような超基礎単語も例文付きで載っています。
また、目標スコア別に分類されているので、
自分のレベルに合った単語を勉強することができます。
勉強する上でも挫折しにくい単語集だと言えます。
意味は品詞別に載っており、相当細かく表示されています。
その意味に沿った例文もあるところがいいと思います。
CDが付いていない点は残念ですが、非常に使いやすい単語集です。